東京工業大学 生命理工学研究科 丸山研究室
Maruyama Laboratory

研究概要CONCEPT

Key Word: 物質・デバイス領域共同研究
物質・デバイス領域共同研究拠点 「展開共同研究B」
新規バイオマテリアルとしての感温性ウレイド高分子

研究目的
自立応答性の人工材料は、エレクトロニクス、ライフサイエンスなどの分野で革新的な進歩を担う基盤的材料としての役割を果たしてきている。なかでも微少な温度変化に応答する感温性高分子は、多くの研究者により多様に基礎および応用研究が進められている。これまで主に低温溶解型のLCST型高分子が対象とされてきた。一方、高温用溶解型のUCST型高分子は、その例が限られ、従ってその基盤研究、それらを利用する発展的研究の双方が遅れている。当グループでは、側鎖に尿素基を配した高分子(ウレイド高分子)がUCST型感温性を示すことを、いくつかの例で明らかにした。本研究課題では、ウレイド高分子の感温性を分子科学的に理解を進めるとともに、その生体機能性について検討を行う。

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